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PhRMAオンラインプレスセミナー「日本におけるリアルワールドデータとリアルワールドエビデンスの将来の可能性~将来の日本の医療や国民の健康管理はどう変わるか~」

PhRMAオンラインプレスセミナー「日本におけるリアルワールドデータとリアルワールドエビデンスの将来の可能性~将来の日本の医療や国民の健康管理はどう変わるか~」

日時:2022年11月22日(火)


PhRMAはリアルワールドデータ(RWD)とリアルワールドエビデンス(RWE)についてより多くの方に理解を深めていただき利活用の重要性を知っていただくことを目的とし、「2030年までに、個別化された医療と情報が適切に届き、人々が主体的に考え、行動を起こしていく世界を作る」をミッションに掲げ、テクノロジーを活用した疾患管理システムを提供している株式会社インテグリティ・ヘルスケア代表取締役会長の武藤真祐先生をお招きし、プレスセミナーを開催しました。このセミナーは、PhRMAメディカルアフェアーズ委員会が投稿した総説が2021年6月に学術雑誌「Drugs – Real World Outcome」へ掲載されたことに合わせて開催したプレスセミナー(2021年12月1日実施)に続いて開催されたものです。

一昨年からの新型コロナウイルス感染症による公衆衛生上の危機を通じて、治療や臨床においてRWDとRWEが迅速に活用されることの重要性や意義が世界的に再認識されました。それを踏まえ現在日本の政府は、医療の向上を目指してデジタル化を進めるべく、施策の導入に力を入れています。そのためには、国民一人一人の診療記録やヘルスレコードをもとにしたRWD/RWEを利活用したデータやエビデンスの創出やその社会への共有・還元が極めて重要です。

武藤氏による講演では、ウェアラブル端末やデジタルヘルスアプリなどから得られた自身の情報や、その機器自体の動作環境などから得られる大量のデータをもとにしてモノやシステムをライフサイクル全体にわたって仮想的に表現する「デジタルツイン」を用いた医療の進化についての説明や、現在インテグリティ・ヘルスケアが医療機関や患者さんへ提供している、データを活用したソリューションの紹介をいただきました。

本講演を通して、医療の質向上にはRWD/RWEの利活用が不可欠であることが改めて認識することができました。今後もPhRMAではRWD/RWEを最大限に活用することによって、患者さんがより適切な治療を受けることができ、結果として国民の生活の質の向上につながるような社会を目指して活動していきます。


【当日配布資料】