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【米国発:プレスリリース】ノバルティスのヴァス・ナラシンハン、米国研究製薬工業協会(PhRMA) 会長に就任

【米国発:プレスリリース】ノバルティスのヴァス・ナラシンハン、米国研究製薬工業協会(PhRMA) 会長に就任

2023年2月10日

米国研究製薬工業協会



ノバルティスのヴァス・ナラシンハン、
米国研究製薬工業協会(PhRMA) 会長に就任

※当資料は、米国研究製薬工業協会米国本部が、現地時間2023年2月8日に発表した報道資料を日本で抄訳したものです。

2023年2月8日、ワシントンD.C.:米国研究製薬工業協会(PhRMA)は本日、ノバルティス(Novartis) CEOのヴァス・ナラシンハン氏(Vas Narasimhan, M.D.c)がPhRMA会長に就任したことを発表しました。ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences)のダニエル・オデイ氏 (Directors. Daniel O’Day)とファイザー(Pfizer)のアルバート・ブーラ氏 (Albert Bourla)も、それぞれ理事会の要職に就任しました。

ナラシンハン新会長は次のように述べています。
「科学とテクノロジーはかつてないペースで進化を続けており、医薬品の目覚ましい躍進が見られます。バイオ医薬品産業は、研究開発を通じて最先端技術を推進させ、革新的な医薬品や治療法を届けることが出来ています。PhRMAも業界一丸となり、患者さんがより健康な人生を長く生きていくために必要な医薬品へのアクセスを担保する努力を続けています。政府が、より良い治療選択肢の開発や患者さんの医療へのアクセスの拡大を難しくするような政策を講じることなく、むしろアクセスを支援することで、盤石なイノベーションエコシステムの育成を図り、患者さん、医療システム、さらには広く社会一般に有益な結果をもたらすことが望まれます。患者さんと製薬業界にとり、極めて重要なこの時期にPhRMAの会長職を担うことに、大きな意義を感じています。」

2018年にノバルティスのCEOに就任して以来、ナラシンハン氏は、画期的なアクセスに関する取り組みや、研究開発により先駆的な技術を実現することで、社会的に大きな負担をまねく疾患に対する医薬品を世に届けてきました。2005年の入社以来、医薬品開発担当グローバルヘッド、チーフメディカルオフィサー、ノバルティスワクチン開発担当グローバルヘッドなどを歴任し、そのキャリアを通じて、小児用ワクチンや細胞および遺伝子治療薬など、30を超える新薬の承認取得をリードしてきました。それ以前はインド、アフリカ、南米でHIV/AIDS、マラリア、結核などの公衆衛生問題に取り組んだ経験を持っています。ノバルティスをリードする立場においても、世界的な健康と医療アクセスの課題へ引き続き強い関心を持っています。人々の健康を向上させるための功績が認められ、全米医学アカデミーのメンバーに選出されています。

PhRMAの理事長兼CEOのスティーブ・J・ユーブルは、次のように述べています。
「現在、研究所などで次々と開発されている新たな治療法は、10年前にはSF小説や映画の中でしか存在しなかったものばかりです。しかし、現状の政策環境はこのような進化を押しとどめ、医薬品や治療法を望む患者さんの不安を増大させ、新たな治療法へのアクセスを遅らせていると考えられます。医師として世界的な公衆衛生問題に取り組んできただけでなく、研究者としてもビジネスマンとしても経験豊富ナラシンハン氏は、PhRMA会長にふさわしい逸材と言えるでしょう。同氏をはじめ、理事会と綿密に連携しながら、患者さんたちを取り巻くさまざまな医療アクセスの課題解決のための政策提言を推進し、革新的な医薬品のパイプラインを維持することに努めてまいります。」

ナラシンハン氏は、武田薬品工業のグローバル ポートフォリオ ディビジョンのプレジデントを務めるラモナ・セケイラ氏の後を継いでPhRMA会長となります。

前会長セケイラ氏のコメントは次の通りです。
「革新的な医薬品を開発し、世界的に医療アクセスを拡大させてきたナラシンハン氏の経験は、患者さんに尽くし、イノベーションを支援し、治験における多様性を進めてきPhRMAの取り組みをさらに前進させ、医薬品業界に大きな貢献をもたらしてくれるはずです。私たちが開発した医薬品を必要とする患者さんに届けるための政策を構築し、未だ確立していない治療法や医薬品の開発につながるイノベーションを促進するため、政府やステークホルダーへの働きかけを今後も続けていきます。」

PhRMAは同時に、ギリアド・サイエンシズのダニエル・オデイ会長兼CEOがPhRMA次期会長に、ファイザーのアルバート・ブーラ会長兼CEO(医学博士)が理事会財務担当責任者に就任したことを発表しました。

オデイ氏は、ロシュ社およびジェネンテック社での30年にわたるキャリアを経て、2019年にギリアド社に入社しました。過去4年間、同氏はギリアドの抗ウイルス薬におけるレガシーを基に、同社をがんやその他の生命を脅かす症状の治療薬を開発する企業へと変革する取り組みを主導してきました。彼のリーダーシップの下、ギリアドは6つ以上の新しい治療薬を発売し、規模を急速に拡大し、健康の公平性の向上に重点を置くようになりました。一方、ブーラ氏は、ファイザーにおいて、安全で効果的なワクチンと治療法の開発により、パンデミックへの対応を主導しました。様々な事業部門の要職を歴任し、現在は社員数8万人を超える同社の会長兼CEOを務めています。30年近くにわたる同社でのこれまでの経験により、患者さんや多数の医療システムのニーズに対して深い知見を有しています。

オデイ氏は次のように述べています。
「今、私たちの業界は、技術革新の将来を守りつつ、患者さんに最も貢献できる解決策に焦点を当てなければならない重要な時期です。私は、理事会および全会員とともに、今後数ヶ月間、これらの解決策を特定し、追求することを楽しみにしています。」

ブーラ氏のコメントは次の通りです。
「新型コロナウイルスのパンデミックへの対応において世界中の誰もが認識したように、医薬品業界には、困難な問題に対処し、人の人生に変革をもたらす解決策を提供する能力があります。政策環境には解決すべき課題がありますが、医薬品業界の団結、ビジョンと強靭さをもって、すべての患者さんにとってより良い医療システムを確立するために今後も尽力してまいります。」

原文は米国研究製薬工業協会米国本部の報道資料(英文)をご覧ください:
https://www.phrma.org/resource-center/Topics/Leaders/Vas-Narasimhan-of-Novartis-Becomes-Chair-of-PhRMA-Board

●米国研究製薬工業協会(PhRMA)
PhRMA は、世界中の主要な研究開発志向型バイオ医薬品企業を代表する団体です。加盟企業は新薬を発見・開発し、患者さんがより長く、より健全で活動的に暮らせるよう努力しています。加盟企業の新薬研究開発に対する投資額は、2000 年からの累計では1.1兆ドル以上に達し、2021年単独でも推定1,023億ドルになりました。

PhRMA日本オフィスホームページ http://www.phrma-jp.org
PhRMAホームページ http://www.phrma.org (英文)
PhRMA日本オフィスFacebook https://www.facebook.com/phrmajapanoffice

また革新的な医薬品がどのように人命を救っているか、詳しくは以下をご覧ください(英文):

www.Innovation.org
www.MAT.org
www.Facebook.com/PhRMA
www.Twitter.com/PhRMA

   

【本件に関するお問い合わせ】
米国研究製薬工業協会(PhRMA)広報事務局
(株式会社ジャパン・カウンセラーズ内)
E-mail:phrma_pr@jc-inc.co.jp