日時:2016年12月10日
場所:TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター カンファレンスルーム5E
PhRMAは、去る2016年12月10日、“10年、20年先を見据えた 再生医療のトランスレーショナル・リサーチ”をテーマに、第3回目となる「トランスレーショナルリサーチ・コロキアム」を開催しました。
トランスレーショナルリサーチ・コロキアムは、アカデミア、規制当局、製薬企業で研究開発に携わっている研究者の方、テーマに携わる様々な方にご参加頂き、10年後、20年後を見据えた、異なる立場からの議論をもとに直面する課題に対するソリューションを探る機会を設けるもので、昨年第1回が、今年9月に第2回が行われました。
PhRMA は 2013年より産官学の連携で国内アカデミア創薬を促進・サポートする活動として、「ヤング・サイエンティスト・シンポジウム」の開催や、国内の若手研究者を米国に短期間派遣し、米国における保健医療政策、医薬品研究、規制慣行、トランスレーショナルリサーチの最新情報を学ぶ「マンスフィールド‐PhRMA 研究者プログラム」の実施等、トランスレーショナル・リサーチの活性化、啓蒙を命題とした活動を行っており、本コロキアムもその一環として開催するものです。
「マンスフィールド‐PhRMA 研究者プログラム」第2期の参加経験者でもある、大阪大学 医学部附属病院未来医療開発部 講師 岡田潔氏が今回のコロキアムの議長を務めました。
当日は、概略・趣旨説明の後、参加者全員の自己紹介が行われ、アカデミアと製薬会社所属の計3名より、それぞれの立場から、最近の研究の話題とその展望について紹介されました。
その後のフリーディスカッションでは、まず再生医療の開発とその支援ついて、アカデミアでの開発の限界や、企業の開発の方向性、また規制当局とのかかわりについて、意見交換が行われました。
さらに、再生医療製品の承認の在り方と審査方法について、他の疾患領域と同様に患者レジストリの重要性が議論されました。
本コロキアムの参加者については、下記をご覧ください。
<アカデミア> | <日本医療研究開発機構(AMED)> | ||
大阪大学医学部附属病院未来医療開発部 | 岡田 潔 | 戦略推進部 再生医療研究課 | 浅野 武夫 |
大阪大学大学院医学系研究科 | 宮川 繁 | <製薬企業> | |
慶應義塾大学 整形外科 | 中村 雅也 | 株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング (J-TEC) |
比留間 愛一郎 |
京都大学ウイルス・再生医科学研究所 | 島津 裕 | ヤンセンファーマ株式会社 | 寺尾 寧子 |
<厚生労働省> | テルモ株式会社 | 鮫島 正 | |
医薬・生活衛生局 安全対策課 | 佐藤 大作 | PhRMA Translational Research Subcommittee代表 (日本イーライリリー株式会社) |
大脇 健二 |
医薬・生活衛生局 医療機器審査管理課 | 小池 紘一郎 | PhRMA Translational Research Subcommittee副代表 (ファイザー株式会社) |
上杉 幸嗣 |
医政局 研究開発振興課 | 虎島 泰洋 | ||
本間 康弘 | |||
<医薬品医療機器総合機構(PMDA)> | |||
再生医療製品等審査部 | 嶽北 和宏 | ||
丸山 良亮 |