日時:2016年12月1日(木) ランチョンセミナー 11:55~12:45 / フォーラム 18:15~20:15
会場:パシフィコ横浜 会議センター
主催:第39回日本分子生物学会年会・米国研究製薬工業協会(PhRMA)
後援:厚生労働省、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)、日本製薬工業協会(JPMA)、欧州製薬団体連合会(EFPIA)、一般財団法人バイオインダストリー協 会
PhRMAは第39回日本分子生物学会年会との共催により、去る2016年12月1日、パシフィコ横浜 会議センターにおいて、ライフサイエンスにおける若手基礎研究者を対象に、「第4回ヤング・サイエンティスト・シンポジウム」と題した研究会を開催しました。
同シンポジウムは、PhRMAが2013年に発表した、基礎研究に携わる日本人の若手研究者を対象とした人材育成支援プログラム『ヤング・サイエンティスト・プログラム』の一環として実施しているものです。創薬分野における若手研究者の果たすべき役割の重要性をグローバルな視点で再認識してもらうこと、研究意欲のさらなる向上、創薬分野で世界的に活躍できる人材を育成することを目的としています。
2015年12月に続き、第4回目となる今回のシンポジウムは第39回日本分子生物学会年会のプログラムの一つとして、ランチョンセミナー/フォーラムの2部構成で実施しました。
第1部ランチョンセミナーでは、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)教授 井上治久氏がモデレーターとなり、名古屋大学大学院医学系研究科 神経内科教授の勝野雅央氏が「トランスレーショナルリサーチ入門:研究が実用になるまで」と題した講演を行いました。
第2部フォーラム前半では、第1部ランチョンセミナーで講演を行った名古屋大学神経内科教授の勝野雅央氏と、大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 講師 岡田潔氏がモデレーターとなり、「産・官・学」から招聘された講演者により、日本の課題であるトランスレーショナルリサーチ(TR)のシーズ探索から臨床研究、さらには企業への導出の仕組みと実績について紹介されました。
初めに、Johnson & Johnson INNOVATION、Asia Pacific Innovation Center、New Ventures Japan Directorの楠淳氏が「Johnson & Johnsonの海外におけるオープンイノベーションへの取り組みと日本におけるチャレンジ」と題し、グローバル企業の立場からオープンイノベーションについて講演を行いました。続いて,国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)戦略推進部医薬品研究課 主幹 草間真紀子氏は、「AMEDにおける取り組みの紹介」と題し行政の立場から、東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 脳神経病態学 特任助教 桑原宏哉氏は「アカデミアによる分子生物学の研究成果を創薬開発につなげる試み」について、札幌医科大学 医学部医科知的財産管理学 教授 石埜正穂氏は「医療開発研究を行う大学において必要な知財戦略」について、それぞれアカデミアの立場から講演を行いました。また、JITSUBO株式会社 代表取締役 河野悠介氏は「ラボでの発見を社会価値につなげるプロセス」と題した講演を行い、研究室での発見をベンチャー事業を通じ、社会に還元するプロセスについて紹介しました。
後半では、上述の講演者5名と参加者を交えたパネルディスカッションを行い、若手研究者のキャリアデザインや、研究をいかに実用につなげていくかについて議論するなど、活発な意見交換を行いました。
■第1部:ランチョンセミナー■
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■第2部:フォーラム■
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<講演>
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<パネルディスカッション>