本資料は、米国研究製薬工業協会(PhRMA)が2011年9月14日(米国時間)に発表した
「MEDICINES IN DEVELOPMENT FOR BIOTECHNOLOGY」の抄訳です。
米国のバイオ医薬品開発企業各社は現在、バイオテクノロジーを応用し、100以上の疾病を対象とする901種のバイオ医薬品およびワクチンの開発に取り組んでいます。バイオ医薬品は従来の化学的合成による医薬品開発とは異なり、生体細胞や生体機能を利用した生物学的プロセスをもとに開発されます。現在、開発中のバイオ医薬品は臨床試験中、または米食品医薬品局(FDA)の審査過程、いずれかの段階です。
バイオ医薬品には、多種多様な最先端のバイオテクノロジーが用いられています。外部から侵入する異物と結合し中和作用のある自然発生型免疫システムのタンパクを人工的に生成したモノクローナル抗体医薬品や、細胞増殖の抑制タンパクであるインターフェロン、不要なタンパク生成にかかわる細胞の情報伝達プロセスを遮断する薬剤であるアンチセンス薬などがその一例です。
バイオテクノロジーの一環として、ナノテクノロジーを活用したDDS(薬物送達システム)製剤や新たな治療方法、診断方法の開発も進んでいます。
現在開発中のバイオ医薬品には、最先端のバイオテクノロジーが用いられています。
上記は、現在米国のバイオ医薬品企業各社による、バイオテクロノジーに基づく新たなアプローチも用いた開発の一例に過ぎません。現在開発中である901種のバイオ医薬品およびワクチンは、最先端の科学技術を活用し患者さんによりよい治療を提供しようとするものです。
本報告書の内容は、業界情報筋および最新情報に基づく
Adis “R&D Insight”のデータベースを基に作成しています(2011年8月11日現在)。記載情報は全てを網羅していない可能性があります。特定の製品に関する詳細情報は、各開発企業に直接お尋ねになるか、またはwww.clinicaltrials.govを参照ください(英語のみ)。尚、「MEDICINE IN DEVELOPMENT」シリーズはPhRMAのウェブサイト(http://www.phrma.org/research/new-medicines :英語のみ)でご覧いただけます。
【本件に関するお問い合わせ】
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