日時:2018年12月1日
場所:TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター
PhRMAは去る2018年12月1日、“アルツハイマー病の超早期診断と介入治療戦略-2”をテーマに、第6回目となる「トランスレーショナルリサーチ・コロキアム」を開催しました。
トランスレーショナルリサーチ・コロキアムはアカデミア、規制当局、製薬企業などで研究開発に携わっている研究者の方、テーマに携わる様々な方にご参加頂き、異なる立場からの議論をもとに、直面する課題に対するソリューションを探る機会を設けるもので、2015年に第1回が開催されました。
PhRMAは2013年より産官学の連携で国内アカデミア創薬を促進・サポートする活動として、「ヤング・サイエンティスト・シンポジウム」の開催や、国内の若手研究者を米国に短期間派遣し、米国における保健医療政策、医薬品研究、規制慣行、トランスレーショナルリサーチの最新情報を学ぶ「マンスフィールド-PhRMA 研究者プログラム」の実施など、トランスレーショナルリサーチの活性化、啓蒙を命題とした活動を行っており、本コロキアムもその一環として開催するものです。
今回のトランスレーショナルリサーチ・コロキアムは、昨年10月に開催した第4回の続編として、昨年は議論できなかった、または課題とされた点に加えて最近の治験状況も踏まえ、産官学の研究者及び関係の先生方と議論が行われました。当日は参加者全員の自己紹介の後、アカデミア・規制当局・製薬会社所属の5名より最新の研究状況や、現行の課題・展望などが紹介されました。フリーディスカッションでは、昨年も議題に挙がったバイオマーカーなどの最先端かつ簡便で安価な診断法確立のための方法や、超早期の患者さんへの治験の組み入れ、認知機能テストの工夫などについて、アカデミア・企業はもちろん患者さんとの連携の重要性などが議論され、非常に有意義な意見交換の場となりました。
本コロキアムの参加者については下記をご覧ください。(敬称略)
<アカデミア> | <製薬企業> | ||
昭和大学脳神経内科 | 小野 賢二郎 | エーザイ株式会社 | 小川 智雄 |
東京大学大学院医学系研究科 | 岩坪 威 | エーザイ株式会社 | 八木 拓也 |
放射線医学総合研究所 | 樋口 真人 | バイオジェン・ジャパン株式会社 | 鳥居 慎一 |
東京大学医学部付属病院 神経内科 | 岩田 淳 | 日本イーライリリー株式会社 | 中村 智実 |
東京大学大学院薬学系研究科 | 富田 泰輔 | PhRMA Translational Research Subcommittee代表 (日本イーライリリー株式会社) |
大脇 健二 |
新潟大学脳研究所 | 池内 健 | PhRMA Translational Research Subcommittee副代表 (ファイザーR&D合同会社) |
上杉 幸嗣 |
昭和大学脳神経内科 | 稗田 宗太郎 | PhRMA Translational Research Subcommittee (バイオジェン・ジャパン株式会社) |
近藤 修二 |
<医薬品医療機器総合機構(PMDA)> | |||
新薬審査第二部 | 中村 龍太 | ||
新薬審査第二部 | 鈴木 貴彰 | ||
<日本医療研究開発機構(AMED)> | |||
戦略推進部 脳と心の研究課 | 滝川 修 |